医院ブログ

2020/06/23

歯科矯正治療と口元の変化について

皆さんこんにちは、姫路駅徒歩2分姫路はま矯正歯科・院長の濱です。6月も終わりに差し

掛かっています、新型コロナウイルス感染症も姫路市においては一段落しており、ここ何日

間も新規感染者は発生していません。これは本当に各個人の努力の結果だと思います。第二

波に備えてできるだけの感染予防の努力は継続していきましょう。

 

今回は矯正治療と口元の変化について記述したいと思います。矯正治療の相談を受けてい

ると、口元の突出感が気になると伺うことがあります。確かに日本人を含む黄色人種は白人

と比較すると鼻が低く、顎が小さいのでどうしても口元が前に出ているように見えます。口

元の美しさの基準として鼻の頭と顎の頭を結んだ線がありこれをE-Lineと呼びます。その

ラインに少し乗っているか、又はラインの内側に唇が入っているのが美しい口元と認識さ

れているようです。矯正治療ではE-Lineの内側に入ってくるような変化を得ることが出来

る場合があります、そしてこの変化を得ようと思うと多くのケースで小臼歯を抜歯すると

いう選択肢が選ばれます(中には抜歯をせずに全体的に歯を奥に移動する事もあります)。

小臼歯を抜歯するとその分前歯が後ろに下がってくる、その前歯につられて唇が後ろに下

がってくるという原理です。ただどれだけ唇が下がるかはその時の体重の状態・唇のもとも

との厚さなどが影響してくるため確定的な事は書けませんが、多くの場合で下げた前歯の

移動量の7割分唇が下がってくるという研究結果があります。どれくらい下がるかはレン

トゲンを撮影し、コンピューター上で顔写真と重ね合わせてシュミレーションすることで

予測することが出来ます、是非検査する際に矯正歯科医に尋ねてみてください。

 

矯正治療を行うのは人生でも何回もあるとは思えません。ですので歯並びやかみ合わせが

良くなるだけではなく口元も美しくなると治療終了後の満足感が高くなるのではないでし

ょうか。

関連記事