医院ブログ

2021/04/26

神戸新聞4/26日の記事「永久歯が生えてこない」について。

皆さんこんにちは、姫路駅徒歩2分 姫路はま矯正歯科 院長の濱です。今回は4月26日の神戸新聞朝刊に「永久歯が生えてこない」という内容で記事が掲載されていたので、その記事の補足をしてみたいと思います。

 

乳歯から永久歯に生え変わる際に永久歯が生えてこない場合は比較的頻繁に起こります。原因としては①先天的に欠如している②環境的に生えてくることが難しい 以上の2点です。レントゲンを撮影し口腔内を精査すれば判別可能です。

①に関しては欠如している歯を増やすことは出来ないので①-1:将来生じるスペースを矯正治療で埋める①-2:将来生じるスペースをブリッジやインプラントや入れ歯等の補綴物で埋める の治療方針になります。

②に関しては永久歯列の隙間が足りなくて生えない、歯が生えてくる方向が悪くて生えない、何らかの因子が生えてくるのを阻害している等の理由があります。原因を判別するにはCTなどの画像診断が役立ちます。原因が判明し矯正治療で改善可能な場合は矯正治療を行いますが、矯正治療を行っても改善不可能な場合は抜歯をします。また矯正治療単独では治療不可能だけれど口腔外科で対応すれば可能な場合は、口腔外科医と連携し治療します。

 

永久歯が埋伏することが多いのが前歯や犬歯です。まれに小臼歯が埋伏することもあります。矯正治療単独で改善可能な場合は歯列の拡大やスペースの確保を行います。口腔外科医と連携する場合は口腔外科医が手術を行い矯正医が牽引を行います。

 

ただ牽引のみだと大まかな位置にしか埋伏している歯の位置づけが出来ません。継続して全顎的な矯正歯科治療を行う必要があります。

 

外科手術を行っても埋伏している歯牙を牽引してくる事が不可能な場合もまれにあります。

1.歯根の形態が異常で折れ曲がっている場合 2.歯槽骨と癒着していて固定している場合 3.牽引することで他の歯牙にダメージを与える場合です。

 

いずれにせよ埋伏している歯牙は周囲に嚢胞を形成するなど悪影響を与える場合が多いです。なかなか永久歯が生えてこない場合は一度矯正専門医に相談することをお勧めします。